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想い人
第3章 それぞれの想い人
透也の部屋の玄関に入るなり、唇を塞がれた。

待ちきれないかのように、服を脱がされながらリビングへと半ば引き摺られるように連れて行かれ、ソファーへと押し倒された。

生まれたままの姿で抱き合い、何度も透也の熱に溶かされていた。


ソファーに背を預けて座る透也に私が跨がる。

「あっ…ああっ」
透也にピッタリと肌を付ければ、奥の方まで繋がる。

「…っ…美空っ…」
透也が私の背中を押し、透也の口元へと胸を突き出させた。

チュッチュッ
音を立てて胸の真ん中を吸い上げられる。

先程までに、透也によって何度も溶かされたそこは、硬く勃ち赤みを増していた。

透也の唇に挟まれて舌で擽られれば、昂まった熱が繋がった場所へと一気になだれ込む。

「…っ…っぁ…」
なだれ込んだ熱に繋がっている場所がきゅっと締まれば、透也は苦しげに息を吐いて私にギューっと抱き着いた。

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