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リヴァイ兵長は選べない人
第11章 どうしようもないくらい
何時の間にこんなに成長したのか。
子供の成長は早いと聞くが、こないだまでのエレンからしたら考えられない様な顔つきをしている。
リヴァイは戸惑いを感じ、返事が出来ずそのままエレンの大きな瞳を見つめていた。
…刹那、エレンに軽く口付けをされた。
「おい、てめぇ」
「だって兵長隙だらけなんだもん」
茶化したように言うとエレンは少し悲しげな顔をして微笑んだ。
そして押し殺すような低い声で呟いた。
「少しの間だけ…こうさせて下さい…」
ふわりと二本の腕がリヴァイを包み込む。
エレンはリヴァイを優しく抱きしめた。いつものリヴァイのあの香りがする…
暖かい頬がそっと触れ合う…
その頬をずらし、ついばむように軽くエレンは口付けてきた。
互いに熱を帯びた唇がゆっくりと重なり合う…
リヴァイは抵抗する事なく、そのままエレンに身を任せていた。
こんな子供にまでエルヴィンとの事を心配されている。
自分の方がまるで子供じゃあないかと心の中で自分自身に失笑する。
複雑な気分のまま目を閉じ、暖かいエレンの唇を感じていた。
子供の成長は早いと聞くが、こないだまでのエレンからしたら考えられない様な顔つきをしている。
リヴァイは戸惑いを感じ、返事が出来ずそのままエレンの大きな瞳を見つめていた。
…刹那、エレンに軽く口付けをされた。
「おい、てめぇ」
「だって兵長隙だらけなんだもん」
茶化したように言うとエレンは少し悲しげな顔をして微笑んだ。
そして押し殺すような低い声で呟いた。
「少しの間だけ…こうさせて下さい…」
ふわりと二本の腕がリヴァイを包み込む。
エレンはリヴァイを優しく抱きしめた。いつものリヴァイのあの香りがする…
暖かい頬がそっと触れ合う…
その頬をずらし、ついばむように軽くエレンは口付けてきた。
互いに熱を帯びた唇がゆっくりと重なり合う…
リヴァイは抵抗する事なく、そのままエレンに身を任せていた。
こんな子供にまでエルヴィンとの事を心配されている。
自分の方がまるで子供じゃあないかと心の中で自分自身に失笑する。
複雑な気分のまま目を閉じ、暖かいエレンの唇を感じていた。