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茅子(かやこ)の恋
第3章 ラブホ
茅子はシャワーを浴びたかった。夜勤明けそのままでセックスした身体は、汗と若い男の匂いが立ち上っていた。隣で小さくイビキを掻いて眠る翔太を起こさぬよう、茅子はそっと身体を起こした。そして翔太の腰にシーツをかけるとベッドを下りた。股間から垂れた液体が、茅子の白い太腿を伝っていた。浴室に入ると茅子は全てを洗い流すため、頭から熱いお湯を浴び始めた。

シャワーが終わると茅子はドライヤーで髪を乾かした。心身ともすっきりしてベッドに戻ると、茅子は自分の服を探した。散らかった翔太のジーンズやトレーナー、下着はあるが茅子のものは何もなかった。はっ、とホテルに入るときの痴態を思い出し、茅子は急に羞恥に襲われた。

駐車場からロビーに入り部屋を選ぶと、エレベーターに乗った。全裸で歩く茅子の後ろから、翔太がその姿をスマホに残していた。幸い誰にも合わなかったが、防犯カメラに素顔の茅子が全裸で映っている筈だ。

茅子は急に喉がカラカラになった。冷蔵庫を開けビールを取り出すと立ったまま一気に飲み干した。アルコールがあまり強くない茅子の全身に回ると少し動悸が治まった。茅子は壁一面の鏡に映る自分の裸を見ていた。

少しだけウェーブを掛けた髪はやっと肩まで伸びた。短いボブが定番だった茅子の髪型は、翔太の好みで伸ばし始めた。自慢だった茅子のおっぱいは少し垂れ始め、乳輪も色が濃くなった。しかし小さな乳首はまだツンと上を向き張りが残っていた。そして60センチ台をキープしたウエストは若いころとあまり変わらない。翔太の手で剃られた股間に陰毛はなく、大事な割れ目が見えていた。
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