この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
茅子(かやこ)の恋
第4章 母の優しさ
「おはよ!可愛い寝坊すけさん!!」
母は笑顔で声をかけるといきなり航の鼻を掴んだ。目の前の母はバスローブを着て頭にタオルを巻いていた。  

「もう母ちゃん、何してんの?」
言葉と裏腹に航は懐かしい気持ちになっていた。一緒に寝ていた小さなころ、目覚めるといつもそのセリフで母に抱きしめられた。航は一瞬でやんちゃ坊主に戻った。そしてニヤリと笑うと母の顔に手を伸ばした。

「やんっ、航!早く起きないからだよっ!!」
母は航の鼻を掴んだまま、笑った顔を背けた。航は背中を起こすと母に手を伸ばした。

「母ちゃんに仕返し!」
航の指が母の鼻を掴んだ。母はずっと笑顔のまま航に抗うと、その手首を掴んだ。

「航に仕返しの仕返しっ!」
航が小さなころ、母はいつも本気で遊んでくれた。母も昔に戻っていた。そして顔を近づけると今度は航の鼻を甘噛みした。

「もう、母ちゃん!やめて!!」
航は目を瞑りながら母の頭を両手で掴んだ。母ははしゃいだ声をあげ背中を向いた。航は半身を起こし、今度は母のバスローブに手を伸ばした。

「いやんっ!航、もう降参!!」
「ダメ、オレにも鼻を噛ませて!」
「やだ、母ちゃんの勝ちだもん!」
ふたりはベッドの上で子供に戻りふざけ合った。いつの間にかタオルが外れ、母の濡れた髪が航の鼻先にあった。バスローブから母の白い裸の肩と鎖骨の窪みが覗いていた。懐かしい母の匂いと体温が、航に幼い日の記憶をたくさん呼び戻した。

「あんっ、いやんっ…くすぐったい!」
航はバスローブの上から母の脇腹をくすぐった。母は身を捩りながら航の寝巻の中に手を入れ、脇をくすぐり返した。

「母ちゃん、まいった?」
「まいらない!航なんかに負けないもんっ!!」
お互いふざけて身体を絡ませマウントを取り合う間に、母のバスローブと航の寝巻がはだけた。しかしふたりはそのまま絡み合い、本気でふざけあった。航の寝巻がいつの間にか脱げ、パンツ一枚になった。母のバスローブは肩が完全に露わになり白いおっぱいが覗いていた。それでもふたりは戯れを続けていた。

「母ちゃんに勝てると思ってる?!」
母も航の幼いころの、若く元気な母親に戻っていた。母は仰向けの航の腰に跨り、鼻を噛もうともう一度顔を近づけた。

「まいったよ、母ちゃん!もう、大人げないよ!!」
ふたりが力を抜いた瞬間、母子の唇が触れ合った。
/28ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ