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茅子(かやこ)の恋
第5章 裸の戯れ
「いやん、アクシデント!」
息がかかる距離で母は恥ずかしそうに笑った。航はびっくりした顔のまま、母を見つめていた。すると母はもう一度、しっかりと航の唇にキスした。

「うん、これは事故じゃないよ…」
悪戯な笑顔のまま身体を離すと、母は航に優しく語りかけた。母のバスローブはいつの間にか紐で腰に巻きついた単なる布になっていた。母は下半身に何も着けていなかった。

「航、母ちゃんの勝ち?」
「まだ、負けてない!」
航は幼稚園のころ、プロレスごっこに夢中だったことがある。いつも祖母が幼稚園に迎えに来てくれ、そのあと仕事が終わった母が祖母の家まで航を迎えに来てくれた。そしてマンションに戻るとご飯を食べ、航は母とひとしきり遊んだ。レスラーになった航はパンツ一枚で母に向かっていた。そして最後、母にパンツを脱がされると航の負けだった。それはお風呂に入る前の儀式でもあった。

「でもいつも、母ちゃんに負けてた」
航が母の目を見て話した。母の尻の下で航の陰茎が固くなり、波打っていた。

「オレ、弱いから…」
航の目に涙が浮かんでいた。母は航の涙をじっと見ていた…。

「泣き虫のやんちゃ坊主!」
母が急に大きな声で航に叫んだ。そしてびっくりする航にウインクすると、バスローブの紐を解いた。母の腰に最後まで張りついた布がなくなり、母は全裸になった。そして腰を浮かせると航のパンツを引き抜いた。母子はベッドの上で全裸になった。
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