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茅子(かやこ)の恋
第8章 母の告白

「今、食べる?」
キッチンで食器を洗っている息子に、母が声を掛けた。食事を片付けたテーブルに、茅子が小さな箱を置いていた。
「ケーキ?」
「うん、航の好きなやつ」
「あとにする」
茅子は頷くと冷蔵庫にケーキを戻した。食器を洗い終えた航が手を拭いて、茅子の肩に手をかけた。
「…先にシャワーしよ!」
身体を寄せた息子にキスを返し、母は耳元で囁いた。航は微笑みを返し、茅子の手を引いてリビングを出た。
「ねえ航、勝負しよ!」
「勝負?」
「うん!早脱ぎ競争!!」
小さな頃、航は風呂が嫌いだった。茅子は息子を風呂に入れるため、遊びを取り入れていた。早脱ぎ競争もそのひとつで、航の負けず嫌いを上手く使っていた。
「よーい、どん!」
「母ちゃん、フライング!」
洗面所の前の廊下で、茅子はいきなりTシャツを脱いだ。上がブラジャーだけになると、履いていたジーンズに手を掛けた。母は悪戯っ子のように息子を挑発していた。
「母ちゃんの方が服、多いもん!」
「昔から母ちゃん、その言い訳!」
慌てて航もジーンズを脱ぎ、トランクス姿になった。母はジーンズに苦戦しており、お尻が引っかかっていた。航は笑いながら母の姿に指を指した。
「母ちゃん、お尻!」
「まだ、負けてない!」
母は真剣な表情でジーンズを下ろしていたが、その目は笑っていた。しかし茅子がやっとジーンズを下ろしたとき、航はもう全裸になっていた。
「オレの勝ち!」
「もう、航のくせに!」
子どもの頃に戻り、航は大げさにはしゃいで見せた。母も言葉と裏腹に、笑顔で航を見ていた。そしてブラジャーを取り、大きな胸を息子の前に晒していた。
キッチンで食器を洗っている息子に、母が声を掛けた。食事を片付けたテーブルに、茅子が小さな箱を置いていた。
「ケーキ?」
「うん、航の好きなやつ」
「あとにする」
茅子は頷くと冷蔵庫にケーキを戻した。食器を洗い終えた航が手を拭いて、茅子の肩に手をかけた。
「…先にシャワーしよ!」
身体を寄せた息子にキスを返し、母は耳元で囁いた。航は微笑みを返し、茅子の手を引いてリビングを出た。
「ねえ航、勝負しよ!」
「勝負?」
「うん!早脱ぎ競争!!」
小さな頃、航は風呂が嫌いだった。茅子は息子を風呂に入れるため、遊びを取り入れていた。早脱ぎ競争もそのひとつで、航の負けず嫌いを上手く使っていた。
「よーい、どん!」
「母ちゃん、フライング!」
洗面所の前の廊下で、茅子はいきなりTシャツを脱いだ。上がブラジャーだけになると、履いていたジーンズに手を掛けた。母は悪戯っ子のように息子を挑発していた。
「母ちゃんの方が服、多いもん!」
「昔から母ちゃん、その言い訳!」
慌てて航もジーンズを脱ぎ、トランクス姿になった。母はジーンズに苦戦しており、お尻が引っかかっていた。航は笑いながら母の姿に指を指した。
「母ちゃん、お尻!」
「まだ、負けてない!」
母は真剣な表情でジーンズを下ろしていたが、その目は笑っていた。しかし茅子がやっとジーンズを下ろしたとき、航はもう全裸になっていた。
「オレの勝ち!」
「もう、航のくせに!」
子どもの頃に戻り、航は大げさにはしゃいで見せた。母も言葉と裏腹に、笑顔で航を見ていた。そしてブラジャーを取り、大きな胸を息子の前に晒していた。

