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茅子(かやこ)の恋
第9章 新しい生活
「…茅、口を開けて」
長い快感がやっと落ち着くと、航が声を上げた。母は目線を合わせたまま、息子の陰茎から口を離した。そして口を開いて中を見せつけると、母は息子の精液を喉を鳴らし飲み込んだ。

「飲んじゃった…」
「オレ、気持ち良かった。お母さん、ありがとう…」
「うん…可愛い甘えんぼさん」
ふたりはまた、お湯の中で抱き合った。そしてひとしきりキスを交わしていた。

「どうしてまた髪を短くしたの?」
「ダメ?航は長い方がいい?!」
「ううん、短いのがお母さんっぽい!」
茅子は思わず航を抱きしめた。翔太に言われ髪を伸ばし始めたが、肩まで届くようになると、茅子は違和感を覚え始めた。いつか切ろう、そう思っていたがタイミングがなかった。

「お母さん、あの子に言われて髪を伸ばしてた…」
茅子の口から出た言葉に、航は一瞬身構えた。しかし母の柔らかな表情に、息子はすぐに安堵を感じていた。頷く航を見て、茅子は言葉を続けた。

「でも、短い方がお母さんらしいかなって」
「あの人は?」
「もうあの子、別の彼女がいるよ」
母の顔がすこしも淋しそうに見えず、航は安心した。

「うん!お母さんはボブが似合うよ!!」
「ありがとう…でも、航のくせに生意気!」
「えー、なんでよ!」
航が不服そうに抱きつくと、母ははしゃいだ声を上げた。そして何かを思い出したように、航の顔を見つめた。

「潜水艦ごっご、しよう!」
「なに、それ?」
「忘れたの、航?!」
母は少し不満げに顔をしかめて見せると、次の瞬間ニヤリと笑った。すぐに理解できない航を前に、母は浴槽で膝立ちになった。揺れた茅子の大きなおっぱいが、航の目の前にあった。

「いくよっ!」
「え、なに?!」
満面の笑みで茅子は航に抱きつくと、そのままお湯の中に引きずり込んだ。母子は小さなバスタブの中に潜り込み、お湯の中で我慢を競っていた。しかし不意を突かれた航は、すぐ水面に顔を出していた。

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