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茅子(かやこ)の恋
第9章 新しい生活

「航、よわ―い!」
あとから頭を出した母は濡れた髪を掻き上げ、顔を拭った。そしてあっけにとられる息子の鼻を掴み、声を出し笑っていた。航はやっと母の言葉の意味を思い出し、小さな頃を懐かしんだ。
「もう、いきなりはやめて!」
「昔は航がいきなりだった!」
母が笑いながら話す言葉に、息子は少しずつ記憶を思い出していた。確かにいきなりお湯に潜り、最初は母に怒られていた。そして決してひとりでしない、母と一緒のときだけ潜水艦ごっこは許されていた。その頃の母は若く、そして美しかった。しかし今でも航にとって母は美しく、自慢の存在だった。
「確かに…!」
「やっと思い出した?!」
「じゃあ、もう一回!」
航が襲いかかると、母はキャっと声を上げた。そして母子はお湯の中でふざけ、抱きあいながらキスを交わしていた。それはいつの間にか、セックスの前戯になっていた。
あとから頭を出した母は濡れた髪を掻き上げ、顔を拭った。そしてあっけにとられる息子の鼻を掴み、声を出し笑っていた。航はやっと母の言葉の意味を思い出し、小さな頃を懐かしんだ。
「もう、いきなりはやめて!」
「昔は航がいきなりだった!」
母が笑いながら話す言葉に、息子は少しずつ記憶を思い出していた。確かにいきなりお湯に潜り、最初は母に怒られていた。そして決してひとりでしない、母と一緒のときだけ潜水艦ごっこは許されていた。その頃の母は若く、そして美しかった。しかし今でも航にとって母は美しく、自慢の存在だった。
「確かに…!」
「やっと思い出した?!」
「じゃあ、もう一回!」
航が襲いかかると、母はキャっと声を上げた。そして母子はお湯の中でふざけ、抱きあいながらキスを交わしていた。それはいつの間にか、セックスの前戯になっていた。

