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茅子(かやこ)の恋
第11章 目覚め
「茅ちゃん、見て…」
やっと震えが治まると、翔太が小さな声で茅子の耳元で囁いた。茅子は気だるく顔を上げると、PCの画面を見た。いくつかのレスが付き、スレッドは次の茅子を待っていた。茅子はそのとき、何かに目覚めたことを感じていた。

その夜、スレッドは祭りになった。喘ぎ顔の次に茅子の全身を上げると、その整った大きなおっぱいが絶賛を受けた。翔太もセックスよりスレッドに興奮し、求められるまま次々に茅子の裸をアップし続けた。最後は薄いモザイクをかけたが、茅子が翔太をフェラする横顔をアップした。しかし茅子を知る人がもし見ていたら、すぐにわかるレベルの写真になっていた。そして全てを消去し祭りを終えると、ふたりはまた静かにセックスを始めた。汗だくになりお互いが満足すると、ふたりはシャワーも浴びずそのまま眠りについていた。

「翔太、おはよう…」
熟睡する翔太に声を掛けるが、うんと唸ったまま目を覚まさなかった。翔太は夕方の新幹線で帰る予定で、茅子は一日休みだった。時計は8時を過ぎていたが、まだ慌てることはないと思った茅子は、ひとりでロフトを下りた。全裸で梯子を下りると、部屋のカーテンを開けた。真夏の太陽が茅子の裸を照らしていた。茅子の大きなおっぱいやお腹、そして大事なところの周りに赤いキスマークがあった。茅子は裸のまま振り返るとロフトまで歩き、爪先立ちになり翔太の寝顔を覗き込んだ。

「翔太のバカ…でも、可愛い子!」
思わず出た独り言に自分で驚くと、夕べ翔太に剥ぎ取られた、バスタオルと下着を手にした。そして狭いバスルームに入ると、茅子は熱いシャワーを頭から浴びた。その手はいつしか股間に伸び、茅子は自分でクリトリスを愛撫していた。
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