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茅子(かやこ)の恋
第11章 目覚め

シャワーで身も心もすっきりした茅子は、身体を拭いたあとバスタオルを頭に巻いた。裸のまま冷蔵庫から水を取り出すと、ボトルを口に咥えたまま小さなソファに座った。あらためて部屋を見渡すと、昨夜の余韻に溢れていた。翔太のジーンズやTシャツ、ビキニパンツが床に散乱していた。茅子は苦笑しながら立ち上がると水のボトルを置き、散らかった翔太の衣類を拾うと丁寧に畳んだ。時計はもうすぐ9時を指そうとしており、カーテンを開けたままの窓の向こうに、勤務先の病院が遠く見えていた。
茅子の足音にやっと目を覚ました翔太が、全裸のままロフトを下りてきた。昔に比べ少し伸ばした髪が、ボサボサに乱れていた。茅子が笑顔で持っていた水を手渡すと、寝ぼけた顔でソファに座り込んだ。
茅子の足音にやっと目を覚ました翔太が、全裸のままロフトを下りてきた。昔に比べ少し伸ばした髪が、ボサボサに乱れていた。茅子が笑顔で持っていた水を手渡すと、寝ぼけた顔でソファに座り込んだ。

