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茅子(かやこ)の恋
第11章 目覚め

茅子は自分がスマホの電源を落としていたことを、すっかり忘れていた。翔太と繰り広げた痴態が終わったあと、茅子は自分のスマホを見る余裕がやっとできた。真っ暗な画面に慌てて電源を入れると、立ち上がったスマホに着信の通知があった。仕事先かと一瞬慌てたが、それは航からの着信だった。
ちょうど翔太がシャワーをしており、茅子はコーヒーを淹れていたときだった。しかしまだ、母は全裸でセックスのあとを纏っていた。久しぶりの息子からの電話に、母はなにかあったのかと心配した。そして同時にラインの着信がいくつかあり、その中に航のラインもあった。メッセージを確認した茅子は、そのたわいない内容に安心した。
「茅ちゃん、シャワーお先でした!」
「うん、あたしもいってくる」
「茅ちゃん、今日2回目だね…」
怒ったふりをして、茅子は猫の手で翔太の頭をぽかんと撫でた。お返しに翔太にお尻を触られると、茅子は走るまねでシャワーに向かっていた。茅子の手にはしっかりスマホが握られているのを、翔太は見逃さなかった。
ちょうど翔太がシャワーをしており、茅子はコーヒーを淹れていたときだった。しかしまだ、母は全裸でセックスのあとを纏っていた。久しぶりの息子からの電話に、母はなにかあったのかと心配した。そして同時にラインの着信がいくつかあり、その中に航のラインもあった。メッセージを確認した茅子は、そのたわいない内容に安心した。
「茅ちゃん、シャワーお先でした!」
「うん、あたしもいってくる」
「茅ちゃん、今日2回目だね…」
怒ったふりをして、茅子は猫の手で翔太の頭をぽかんと撫でた。お返しに翔太にお尻を触られると、茅子は走るまねでシャワーに向かっていた。茅子の手にはしっかりスマホが握られているのを、翔太は見逃さなかった。

