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茅子(かやこ)の恋
第12章 葛藤
「結衣、バージンじゃないの…ごめんね」
「…どうして謝るの?」
「ううん、なんでもない!」
航は結衣ちゃんの顔が曇ったように感じた。航こそ、人の道に外れたことをしている自覚があった。航はなぜか、股間に力がなくなり始めた。

「結衣が…いらないこと言っちゃったね」
「…そんなことないよ」
「航くん、ごめんね…」
小さくなった航の陰茎を、結衣ちゃんは懸命に舐め始めた。しかしまだ、航の心が引っかかった。結衣ちゃんの目に、涙が浮かび始めた。

「…結衣ちゃん、おいで」
懸命に泣くのを堪え、結衣ちゃんが航の隣に横たわった。航は結衣ちゃんを抱きしめると、落ち着いた声で話し始めた。

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