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茅子(かやこ)の恋
第12章 葛藤

「お母さんのこと…もっと教えて!」
航は一瞬、葛藤があった。しかしその葛藤を乗り越えることが、航には必要だった。航は足元からシーツを引き寄せると、裸の結衣に被せた。自分もその中に入ると、航は口を開いた。
19で航を身ごもると、母は父と結婚した。父と祖母の協力で2年遅れで大学を卒業し、母は看護師になった。しかし父の実家と上手くいかず、航が物心つく前に母と父は別れた。以来、祖母の協力でシングルマザーのまま航を育てた。祖母は航が中学生のとき、癌でなくなった。それを機に、母は航のため病院を辞め介護施設に転職した。
しかし母には夢があった。母は今、その夢をかなえるため看護師として働きながら、勉強をしていた。そう母のことを淡々と話していた航の口調は、いつの間にか熱を帯びていた。
航は一瞬、葛藤があった。しかしその葛藤を乗り越えることが、航には必要だった。航は足元からシーツを引き寄せると、裸の結衣に被せた。自分もその中に入ると、航は口を開いた。
19で航を身ごもると、母は父と結婚した。父と祖母の協力で2年遅れで大学を卒業し、母は看護師になった。しかし父の実家と上手くいかず、航が物心つく前に母と父は別れた。以来、祖母の協力でシングルマザーのまま航を育てた。祖母は航が中学生のとき、癌でなくなった。それを機に、母は航のため病院を辞め介護施設に転職した。
しかし母には夢があった。母は今、その夢をかなえるため看護師として働きながら、勉強をしていた。そう母のことを淡々と話していた航の口調は、いつの間にか熱を帯びていた。

