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恋する妻
第11章 寝取られに…
「…雄ちゃん、もうしたのかな?」
「した…?いやん、セックスのこと?」
「うん、郁と誰かみたいに…」
郁は何かを思い出しているように、僕の顔を見つめました。そして僕に抱きついたまま、小さな声で囁きました。
「お兄、初めてはいくつ?」
「…19かな、専門の頃」
僕は素直に答えていました。これまで僕たちは、そんなことを言い合ったことはありません。決して興味がなかったわけではありません。むしろ郁の過去に、僕は興味津々でした。
「郁は?」
「あたし?…16かな、高校生の頃」
郁も素直に答えていました。僕は少し衝撃でしたが、なぜか冷静に聞いていました。雑談のような気軽さで、僕たちは赤裸々な話をしていました。
「じゃあ、雄ちゃんもしたかもね」
「だめ!雄ちゃんはあたしの可愛い弟…」
半ば本気の勢いで、郁は口を尖らせました。僕はそんな郁が愛しく、そしてふたりの弟に嫉妬心を感じていました。
「でも、郁ともうひとりの弟と一緒だよ…」
「…もう!半分はお兄のせいだよ」
郁は自分たちのことを思い出し、少し目を伏せました。そして次の瞬間、大きな欠伸をしました。
「眠たい?」
そう聞いた僕も、つられて欠伸が出ました。ふたりとも昨夜はほとんど眠っていません。僕は郁が帰って来ない心配で、郁は悠とセックスにふけっていたために。目を瞑ると、ふたりはいつの間にか眠りに落ちていました。
次に目を覚ますと、外はまだ真っ暗でした。寝室は暖房が付いたままで暑く、僕は汗をかいていました。僕の隣で郁の寝息が聞こえていました。僕は枕元に置いた自分のスマホを手に取り時間を見ると、午前3時を過ぎていました。5時間は熟睡していたせいか、僕はしっかり目を覚ましていました。
身体を起こし、僕は隣で眠っている郁を見つめました。郁も熟睡している様子で、小さく口を開けていました。口の端から少しよだれが垂れているのが、なぜか可愛く見えました。しかしその全身から、猫のような動物の匂いがしていました。そしてつるりとした郁の股間から、もっと強い匂いが放たれていました。それは乾いた精液と愛液、郁とふたりの男の匂いでした。
「した…?いやん、セックスのこと?」
「うん、郁と誰かみたいに…」
郁は何かを思い出しているように、僕の顔を見つめました。そして僕に抱きついたまま、小さな声で囁きました。
「お兄、初めてはいくつ?」
「…19かな、専門の頃」
僕は素直に答えていました。これまで僕たちは、そんなことを言い合ったことはありません。決して興味がなかったわけではありません。むしろ郁の過去に、僕は興味津々でした。
「郁は?」
「あたし?…16かな、高校生の頃」
郁も素直に答えていました。僕は少し衝撃でしたが、なぜか冷静に聞いていました。雑談のような気軽さで、僕たちは赤裸々な話をしていました。
「じゃあ、雄ちゃんもしたかもね」
「だめ!雄ちゃんはあたしの可愛い弟…」
半ば本気の勢いで、郁は口を尖らせました。僕はそんな郁が愛しく、そしてふたりの弟に嫉妬心を感じていました。
「でも、郁ともうひとりの弟と一緒だよ…」
「…もう!半分はお兄のせいだよ」
郁は自分たちのことを思い出し、少し目を伏せました。そして次の瞬間、大きな欠伸をしました。
「眠たい?」
そう聞いた僕も、つられて欠伸が出ました。ふたりとも昨夜はほとんど眠っていません。僕は郁が帰って来ない心配で、郁は悠とセックスにふけっていたために。目を瞑ると、ふたりはいつの間にか眠りに落ちていました。
次に目を覚ますと、外はまだ真っ暗でした。寝室は暖房が付いたままで暑く、僕は汗をかいていました。僕の隣で郁の寝息が聞こえていました。僕は枕元に置いた自分のスマホを手に取り時間を見ると、午前3時を過ぎていました。5時間は熟睡していたせいか、僕はしっかり目を覚ましていました。
身体を起こし、僕は隣で眠っている郁を見つめました。郁も熟睡している様子で、小さく口を開けていました。口の端から少しよだれが垂れているのが、なぜか可愛く見えました。しかしその全身から、猫のような動物の匂いがしていました。そしてつるりとした郁の股間から、もっと強い匂いが放たれていました。それは乾いた精液と愛液、郁とふたりの男の匂いでした。