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少女監禁 罠に堕ちる女
第12章 秀子の杞憂
「大丈夫だから、さ、頭を上げなさいな」
宗一の脇に手を差し込んで
大柄な宗一の体を起こしてやる。
「私ね…妊娠しない女なの…
きっと子宮に異常があるのかもしれないわ
処女を捨ててから今までコンドームというものを殿方に着けてもらったことはないし、
セックスをする時はいつも中に出してもらうわ」
「ほ、本当ですか?」
蒼白だった宗一の顔面に
ようやく赤みがさしてきた。
「本当よ、さ、こっちにいらっしゃい」
秀子は宗一の頭を抱いて
二人してベッドに体を横たえた。
セックスをしている時には気づかなかったけれど
宗一の若い体臭がムンムンする。
「気持ち良かったですか?
僕、おばさんを逝かすことができた?」
「ええ、凄く気持ち良かったわ
私、あなたに突かれながら何度も逝ったわ」
「じゃあ、聡子の居場所を教えて貰えますよね」
ああ、そうだった。
逝かしてくれたら
居場所を教えるって約束だったわね…
不意に惜別の思いが込み上げてくる。
この子も聡子同様に閉じ込めてしまおうかしら…
良からぬ計画を思い浮かべてしまう。
私は、この子に調教してもらって
聡子は修吾にお任せして…
まあ!なんて素敵なんでしょ…
「さあ、早く聡子に会わせてくださいよ」
宗一の澄んだ瞳が秀子の目を射ぬいて
良からぬ計画を吹き飛ばした。
『ダメダメ…もうこれ以上、犯罪を犯せないわ』
「いいわ!聡子さんに会わせて上げる!
さあ、服を着なさい。
今すぐ会わせてあげるわ
宗一に惚れそうになった気持ちを
絶ち切るかのように秀子はベッドから起き上がった。