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禁断の保健室
第2章 放課後の校舎裏
放課後。
駐車場に停めた車の前で、照美は車のキーを取り出す。

「先生」

振り向くと、成元が立っている。
長身で浅黒い肌。首元には細いネックレスが光っている。
近隣の女子高生に人気があり、結構遊んでいるという噂も聞いたことがある。
純朴な少年が好みの照美としては苦手なタイプだ。

「なあに?」

成元は照美を見つめて

「話があるんです」
「どうしたの?」
「ちょっと来てくれませんか?」

成元は丁寧な口調でそう言うと、照美を先導して
旧校舎の方へ歩き出す。
照美は仕方なく成元について行く。

「ねぇ、どこに行くの?」

来年には取り壊しも決まっている旧校舎。
あたりには背の高い草がぼうぼうと生えている。
成元はずんずんと旧校舎の裏手に進んでいく。

「ちょっと、成元君?」

成元は振り返り、照美を見据える。
なんといっても照美は、
見透かしたような、見下したような、成元の目つきが苦手だった。

「センセーさぁ、昨日の午後、何してたの?」
「えっ」

一瞬タクヤとの情事が脳裏をよぎる。

「なんか、保健室から声聞こえたんだよね。鍵閉まってたけど」

照美は内心ひやりとしながら

「なにかしらね。昨日は午後、留守にしてたから」

と平静を装いながら答える。
成元は照美の目を見透かすように見据えて

「その後、中から松木が出てきたんだよな」

照美は目をそらし

「昨日、松木君なんて来たかしら?覚えてないわ」

成元は照美をじっと見据え、唇の端に奇妙な笑みを浮かべ、
照美に一歩、にじり寄る。

「センセー、童貞専門ってホント?」
「な、何バカなこと言ってるの。話ってそれなの?帰るわよ」

照美はきびすを返し、元来た道を帰ろうとする。

「待てよ」

成元が照美の腕をつかみ、引き寄せる。
照美はバランスを崩し、校舎の壁に背をつく。
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