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嫌いな男
第17章 秋永
バンッ!

「…?」

インターホンも鳴らないうちに、玄関ドアの開く音がした。

ドカドカと足音が近づき、リビングのドアが乱暴に開けられる。


「ごう…?」

翔子の前を素通りした強羅は
「何だ、きさ…ガッ!」
無言で秋永を殴った。


秋永は部屋の端まで吹っ飛んだ。

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