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メダイユ国物語
第4章 非情な実験
「んー! んむっ!」
堪らずに呻きを上げるファニータ。だがそんな彼女にはお構いなく、ドワモ・オーグは舌をさらに深く侵入させる。人間に比べて遥かに長い彼の舌は、ファニータの口内全てを舐め回し、彼女の舌に絡ませた。そして乳房を探り当てた彼の手は、その膨らみを揉みしだく。
(いや……こんなの、いやだ……)
不快感に耐えるファニータだったが、身体の奥底がジンジンと痺れるような感触が湧き上がって来た。ケダモノに施される愛撫が、不快さを徐々に快楽へと変えているようだった。
(違うっ! 気持ちよくなんかないっ!)
ファニータは必死で自分に言い聞かせた。だが、彼女の理性とは裏腹に、彼女の身体はドワモ・オーグから受ける刺激で、性感帯が敏感になっていた。
「ああっ……」
ドワモ・オーグの口から唾液が溢れ出す。そしてそれは長い舌を通じてファニータの口内へと伝い、生臭くドロリとした体液が、彼女の喉へ流れ込んだ。
「ほう、どうやら彼女のことを気に入ったようですね」
隣室から観察しているオズベリヒが口を開く。
「彼女を相手に選んだのは正解だったようです。彼女のあの褐色の肌は、ドワモ・オーグの皮膚の色に近い。彼も同族だと思っているのかも知れません」
彼はマレーナに向かってと言うより、自分自身に言い聞かせているようだった。
隣の部屋では、ドワモ・オーグがファニータを組み伏せ、愛撫を続けていた。
彼女の口から顔を離すと、ドワモ・オーグはその長い舌を使い、眼前に横たわる雌の身体を舐め回した。
「うっ……ふあっ……」
ファニータの口から艶っぽい声が漏れる。彼女は襲い掛かる快感に抗っていた。だが目の前の獣の、ザラザラした舌の感触は彼女がこれまで味わったことのないものだった。
いっそこのまま、この快楽に身を委ねてしまおう。そうすればどれだけ楽になれるのか――彼女の脳裏に、何度もそんな思いが浮かんだ。それでも、彼女の強靭な精神力が、王女に仕える侍女であるという誇りが、それを許さなかった。
ドワモ・オーグの愛撫は乳房から腹、へそ、そしてその更に下、髪と同じ赤茶色の茂みに覆われた丘へと降りてきた。彼は一旦顔を上げると、雌の両腿を掴んで割り開いた。
堪らずに呻きを上げるファニータ。だがそんな彼女にはお構いなく、ドワモ・オーグは舌をさらに深く侵入させる。人間に比べて遥かに長い彼の舌は、ファニータの口内全てを舐め回し、彼女の舌に絡ませた。そして乳房を探り当てた彼の手は、その膨らみを揉みしだく。
(いや……こんなの、いやだ……)
不快感に耐えるファニータだったが、身体の奥底がジンジンと痺れるような感触が湧き上がって来た。ケダモノに施される愛撫が、不快さを徐々に快楽へと変えているようだった。
(違うっ! 気持ちよくなんかないっ!)
ファニータは必死で自分に言い聞かせた。だが、彼女の理性とは裏腹に、彼女の身体はドワモ・オーグから受ける刺激で、性感帯が敏感になっていた。
「ああっ……」
ドワモ・オーグの口から唾液が溢れ出す。そしてそれは長い舌を通じてファニータの口内へと伝い、生臭くドロリとした体液が、彼女の喉へ流れ込んだ。
「ほう、どうやら彼女のことを気に入ったようですね」
隣室から観察しているオズベリヒが口を開く。
「彼女を相手に選んだのは正解だったようです。彼女のあの褐色の肌は、ドワモ・オーグの皮膚の色に近い。彼も同族だと思っているのかも知れません」
彼はマレーナに向かってと言うより、自分自身に言い聞かせているようだった。
隣の部屋では、ドワモ・オーグがファニータを組み伏せ、愛撫を続けていた。
彼女の口から顔を離すと、ドワモ・オーグはその長い舌を使い、眼前に横たわる雌の身体を舐め回した。
「うっ……ふあっ……」
ファニータの口から艶っぽい声が漏れる。彼女は襲い掛かる快感に抗っていた。だが目の前の獣の、ザラザラした舌の感触は彼女がこれまで味わったことのないものだった。
いっそこのまま、この快楽に身を委ねてしまおう。そうすればどれだけ楽になれるのか――彼女の脳裏に、何度もそんな思いが浮かんだ。それでも、彼女の強靭な精神力が、王女に仕える侍女であるという誇りが、それを許さなかった。
ドワモ・オーグの愛撫は乳房から腹、へそ、そしてその更に下、髪と同じ赤茶色の茂みに覆われた丘へと降りてきた。彼は一旦顔を上げると、雌の両腿を掴んで割り開いた。