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メダイユ国物語
第4章 非情な実験
 更にドワモ・オーグは指先を膣粘膜に差し込む。尖った爪の先が狭い入り口をゆっくりと広げて行く。痛みと同時にそれ以上の快感がファニータを襲った。

「はあんっ! ああん!」

 彼女はとうとう喘ぎを、女の悦びの声を上げてしまった。処女粘膜を押し広げたドワモ・オーグの指は更に奥へ侵入する。肛門に差し入れられた舌と合わせ、彼女の膣は外側と内側の両方から刺激を受けてした。

「あっ! あっ、あっ、んんっ、んんんっ! あんっ、あんっ」

 スピーカー越しに隣室からの嬌声が鳴り響く。マレーナは思わず目を閉じた。ついさっき最後まで見届けようと決心したはずなのに。ファニータが、恐らく主の自分には絶対に見せたくないであろう姿を、直視することが出来なかった。

「ふん、主の目の前で淫らな声を上げるとは、けしからん侍女だ」

 そんなマレーナの姿に目をやりながら、オズベリヒは悪態を吐く。もちろん、全て自分が仕向けたことを知った上で、である。

「はあ、はあ、はあ」

 ファニータの喘ぎが、荒い息遣いに変わった。隣室の二人は再び目を向けた。彼女の秘部は、自らの愛液とドワモ・オーグの唾液でぐっしょりと濡れそぼり、充血しきった膣口からは、ほんのり白濁した粘り気の高い蜜が、糸を引きながら滴り落ちていた。

 ドワモ・オーグはファニータの背中に手を回すと、彼女の上半身を引き起こした。彼自身、力加減が分からないのか、多少強引ではあったが、敵に対する威嚇や攻撃とは全く別のようだ。

 ファニータはベッドの端に座る格好になった。前に立つドワモ・オーグの雄。彼女の目線の先、やや下にはドワモ・オーグの股間がある。嫌が上にも彼女の目に雄の生殖器が入った。それはすっかり屹立して、先端が上を向いていた。その体格から、相当な太さと長さを有するかと思いきや、太さはそれほどでもない。人間の男性器と比べても、やや太いといったレベルである。だが、長さは人間の比ではない。倍近い長さがある。そして何より、人間の物と違うのはその形状である。先端が細く、螺旋状の表皮に包まれているそれは、まるでドリルのような形状だ。そして更に驚異的なのは、その陰茎の下にぶら下がる陰嚢、精巣の大きさだ。通常は下半身を覆う毛足の長い体毛で隠されているそれは、人間の成人男性とも比べ物にならないほどの大きさを有していた。
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