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メダイユ国物語
第4章 非情な実験
 マレーナは隣室に目を向ける。ドワモ・オーグは上体を起こしているため、その下に横たわるファニータの身体がよく見えた。彼らの性器が結合されている部分を見ると、オズベリヒの言うように、ファニータの膣はドワモ・オーグの長大なペニスを根本近くまで飲み込んでいた。

「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、あああっ」

 彼女は全身で大きく息をしていた。相当な激痛を耐えていたように見られた。

 するとドワモ・オーグはあらためて彼女に覆い被さり、腰を前後させ抽送を開始した。

「い、いや……もうやめて……」

 子宮の中でペニスが行き来している。あり得ない感覚がファニータを襲っていた。言葉が理解できない獣の雄は、意に介さず抽送を続ける。

 フン、フン、フン――ドワモ・オーグの息遣いが荒々しくなってきた。彼の中で射精感が高まっていた。

「んっ、んんっ、あっ、ああっ」

 ここまで来てしまっては、もう彼が果てるのを待つしかない。ファニータは彼が絶頂に達するまで必死に耐えた。

「フゴッ! フゴッ! フガアッ」

 そしてついに、その時がやって来た。ドワモ・オーグは咆哮を上げて抽送を止めた。直後、ペニスの先端から白濁した精液が放出された。ファニータは胎奥に、ドクドクと熱い物が広がる初めての感触を味わっていた。ドワモ・オーグの放出する大量の精液は、すぐに彼女の子宮内を満たした。彼は腰を引いて、萎えかけたペニスを雌の膣から引き抜いた。先端からはまだ白い液体を吐き出している。ポッカリと口を開いたままのファニータの膣口からも、おびただしい量の精液が溢れ出てくる。彼女の股間を中心に、周囲に白い水たまりが出来ていた。ドワモ・オーグからようやく開放された彼女は放心し、虚ろな目を天井に向けている。ぐったりと横たわった身体は、全身を使って呼吸しているように、乳房と下腹部が上下していた。

 ドワモ・オーグは精液を全て放出して満足したかに見えたが、彼は再び自分のペニスに手を添えると、床に横たわるファニータの秘部に向けて放尿し始めた。

「いったい何を!」

 ファニータの身体が汚されている様子を隣室で見ていたマレーナは、思わずベンチから立ち上がる。

「落ち着きなさい。あれは彼らにとっては一種の儀式です。この雌は自分の物であるというサインで、マーキングのための行為です」
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