この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
メダイユ国物語
第6章 小さな慰み者
 パウラは固く目を閉じ、少年の股間に顔を寄せた。そして小さな口からピンク色の舌を覗かせると、少年の、まだ生殖器としては未使用のペニスの先端に触れさせた。電気が走るような感覚が少年の股間を襲う。

 この二日の間で男たちから教わったことを実践することに、パウラは必死だった。男を悦ばせる術を、少女はすっかり身に付けていた。

「さて、私もそろそろ休ませてもらいます」

 オズベリヒは少年と少女の情交から目を逸らし、少年の前にパウラを抱いた兵士に向けて言う。

「後のことは頼むぞ」

「はっ」

 衣服をすでに身に着けた兵士は、防具を装着する手を止めて敬礼で答えた。

 オズベリヒが部屋を出ていく。室内が静寂に包まれた。

 パウラは少年への口淫を続けた。チロチロと舌先を小刻みに上下させ、亀頭を刺激する。そこが徐々に膨張していくのを、彼女も感じていた。やがて少年の分身が鎌首をもたげると、少女はそれを小さな口で頬張った。ねっとりとした舌が絡みつく。そしてゆっくりと顔を上下させた。

(気持ちいい……なんて気持ちいいんだ)

 自慰行為では決して得られない快感に、少年は酔いしれる。彼は早くも射精感を覚えていた。このままこの子の口に放出してしまおうか――彼は一瞬そう考えた。だが、こんな機会はそうはない。初めてのセックスで、こんな美少女を抱けるなんて。すぐに出してしまってはもったいなさ過ぎる。

「もう……いいよ」

 少年はそう言いながら、パウラの両肩に手を置いて彼女から身体を離した。そして彼はベッドに這い上がり、少女の小さな身体をそっと抱き寄せて口唇を重ねた。

「んん、んふ……」

 パウラの口元から吐息が溢れる。これまでの大柄でいかつい男たちの威圧感と比べ、小柄で華奢な少年の身体にはそれほどの嫌悪を感じなかった。これまでの不安感のせいか、何かにすがりつきたかった彼女は、自然と少年の背中に腕を回した。

(ええと、こういう時のキスはたしか)

 少年が見よう見まねで口唇の隙間から舌を差し入れるてみると、彼女は拒否することなく彼を受け入れた。

(この子は自分を嫌がっていない)

 そう感じ取った少年は、金髪の美少女がより愛おしく思えた。サラサラの髪を撫で、その口唇を貪るように味わった。
/94ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ