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メダイユ国物語
第6章 小さな慰み者
 マレーナの指先が少女の亀裂を捉える。大小の陰唇をそっと優しく掻き分け、やがて膣口を探り当てると、

「痛いようなら言ってね。すぐに止めるから」

 そう声をかけながら、指先を膣内に滑り込ませた。二人とも全身が石鹸まみれである。幼い侍女の秘芯は何の抵抗もなく、王女の指先をヌルリと飲み込んだ。

 パウラは一切の抵抗をしなかった。マレーナに身を委ねていた。
 王女がどう言った考えでこのような行動を取っているのか、パウラには理解できなかったが、逆らうことだけは絶対に出来ないと思った。

(ここも、キレイにしないと……)

 今夜男たちがパウラの腟内に吐き出した欲望の白い雫を、一滴残らず出してしまいたい、そうでなければパウラがあまりにも可哀想だ。今、マレーナの頭にはその事しか無かった。

 少女の膣に差し入れた指先がヌメリを感じ取ると、それを外に掻き出そうと一心に指を出し入れする。白濁した物が流れ出ているのかどうか、石鹸の泡と見分ける事が出来ない。マレーナはシャワーを手に取り、蛇口横のコックを捻った。シャワーヘッドから幾本もの細かい水流が勢いよく噴出する。湯の温度を確かめた上で、それをパウラの股間に当てると、彼女を覆っていた泡が瞬く間に流れ落ちた。

「ごめんね」「もう少しだから」と声を掛けながら、マレーナは改めて指先でパウラの「内側」を洗った。

「マレーナ……様……」

 パウラが声を上げる。
 慌てて手を止め、パウラの顔に目を向けるマレーナ。

「ごめんなさい、痛かった?」

「いえ……その、そこをそんな風にされたら、私は、パウラは、変な気分になってしまいます……」

 パウラはトロンとした潤んだ目をしており、呼吸も荒くなっていた。

「あ……」

 マレーナは冷静さを取り戻し、自分が何をしていたのかを、ようやく自覚した。パウラの生殖器官に指を差し入れることで、彼女に性的な刺激を与えていた。同性でありながら、無意識のうち彼女に愛撫していたのだ。

(わたしは何をしているの!)

 今夜も男二人との性交を体験してきたばかりのパウラ。特に二人目の少年との行為では、初めての絶頂――女の悦びを覚えてしまっていた。彼女の全身の性感帯は、いつにも増して敏感になっていたのである。
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