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メダイユ国物語
第6章 小さな慰み者
 強引に処女を奪われ、その後も連日複数人の男に身体を弄ばれることになったパウラ。十二歳の少女の、その生殖器官では、当人も気付かない内に変化が生じ始めていた。

 少年兵との性体験の際に開花した性の悦びは、その後の性交に於いても度々彼女を絶頂へと導いた。女の扱いについては百戦錬磨の、大人の兵士たちを相手にしているのである。当然の成り行きとも言えた。

 まるで兵隊たちの性処理のための商売女のように、毎夜男たちの相手を務めるパウラ。やがて度重なる性的快感は、嫌が上にも彼女の成長ホルモンを刺激し、パウラの幼かった身体に急速な発育を促していた。

 もちろんその間、主であるマレーナは奔走した。

 いつ「月のもの」が始まってもおかしくない侍女が、見知らぬ男の子種で身籠ることが無いように、オズベリヒに幾度となく掛け合った。少なくとも、せめて避妊はするようにと。だが、彼はそんなマレーナの焦燥する様を楽しんでいるかのように、「熟考する」「検討する」と対応を先延ばしにするだけだった。

 日を追うごとにパウラの身長は伸び、袖の余っていたブカブカだった給仕服は、気づけばちょうど良いサイズ感になっていた。
 胸の膨らみも増し、彼女を抱く男たちを喜ばせていた。腰はくびれが目立ち、骨盤の発育により臀部も幅が広くなっていた。産毛しか生えていなかったツルツルの恥丘には恥毛が烟(けぶ)り始め、切れ込みを隠そうとしている。

 数週間ぶりに当番が回ってきたあの少年兵は、彼女の成長した裸身に目を疑った。彼女の身体は「幼い少女」ではなく、すっかり「女」なっていたからである。
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