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愛したって良いじゃないか。
第2章 金持ち×貧乏
僕には家もないし親もいない。だから、毎日色々な手を使ってご飯を食べていた。
その日は何も食べ物が手には入らなくて、とりあえず何か食べたくて…
「僕とゲームをしないかい?」
空腹で道端にしゃがみこんでいた僕に向かって、高そうなスーツを着込んだいかにも紳士と言える男が声をかけてきた。
「げーむ…?」
「そう、ゲーム。やるかい?僕に勝ったら君が食べたい物全て食べさせてあげるよ。」
男は僕に笑いかける。
「本当に?!」
「あぁ、本当だ。君が僕に勝てればね。」
男は口の端を上げて笑っている。
「やる!」
僕は空腹だということもあり男とゲームをする事にした────────