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青い煩い、少女の情動。
第7章 勉強会という名の……
[ひさ、大丈夫?風邪ひいた?]

響君は私と悠寿くんの間で視線を往復させている。その意味に気づかないほど私は馬鹿ではない。

[悠寿君、先にお風呂入ったら?]

私の一言で3人とも、そういう空気になった。しかしいい空気でも、悪い空気でも、空気を壊すのはいつも私で、

[くちゅっ!]

私の横隔膜が痙攣して、くしゃみの声がそこら中に響渡った。さっきより可愛くできた気がするが、なぜいまなんだろう。

『どうしようか?2人とも風邪引きそうだね。』

このまま放置すると、2人ともダウンだろう。かといってこの状況に最適解が存在するかどうか怪しい。そろそろ、私と悠寿君のくしゃみ合戦が始まりそうだ。悠寿は小さな体躯を両手で抱えている。とても寒そうだ。けど私も寒い。悠寿君は何故か私から視線を離さないが、何か訴えたいことがあるのだろう。私はない頭を必死に振り絞って、
そして閃いた。

[じゃあ、私と悠寿君。2人で入ろっか?]

私の言葉に響君は、少し考えて、そして

『じゃあ、お願いできる?でもいいの?』

[大丈夫っ、うちもちっちゃいのいるし……。]

妹と弟では全く勝手が違うのだが、私は暴論で乗り切った。

『ひさも莉央と一緒にお風呂入る?』

悠寿君は

『うん……。』

と声になっていない声で、首を縦に振る。

『じゃあ莉央、ひさをよろしく。ひさの着替えも一緒に脱衣所に置いておくから。』

そして、私と悠寿君は共にびしょびしょの服で脱衣所に向かっていった。
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