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青い煩い、少女の情動。
第8章 布団の香り、

『でしょ?』
『ふふっ、なんでひさが言うのっ。』
[ははっ。]
響君と悠寿君はとても仲がいい。両親がいないときは2人で暮らしているのだから、それもそうか。しかし、なんて幸せな時間なんだろう。好きな人の家で、好きな人の服を着て、好きな人が作ったご飯を食べる。私は前世でどんな徳を積んだのだろうか。
ご馳走様でしたっ
またしても3人で一緒に手を合わせる。
[お皿洗い私がやるよ?]
流石にお皿洗いぐらいはさせて欲しい。でなければ私の存在意義がなくなってしまう。
『本当?じゃあお願いしてもいいかな?』
[もちろん。]
『仕舞うのは後から僕がやるから、水だけ切っといてっ。僕はひさとお風呂入ってくるから。』
ひさー。お風呂入ろうか?と悠寿君を連れてお風呂に行ってしまった。私は一瞬だけ悠寿君と目が合ったが、彼がすぐに目を逸らしてしまった。
ともかく、お皿洗いをしなければ。
やったことはある、何回か。何に気をつけなければいけないかも分かる。
そう、一番気をつけるべきは響君が使った箸を舐めないこと……ではなく皿を割らないことだ。
油汚れが後とか云々は置いておいて、お皿を割るのは単に物理的損失だ。印象も悪い。私はそれだけに気をつけて、無心でお皿を洗っていった。
3人分だしそんなに多くはない。
『ふふっ、なんでひさが言うのっ。』
[ははっ。]
響君と悠寿君はとても仲がいい。両親がいないときは2人で暮らしているのだから、それもそうか。しかし、なんて幸せな時間なんだろう。好きな人の家で、好きな人の服を着て、好きな人が作ったご飯を食べる。私は前世でどんな徳を積んだのだろうか。
ご馳走様でしたっ
またしても3人で一緒に手を合わせる。
[お皿洗い私がやるよ?]
流石にお皿洗いぐらいはさせて欲しい。でなければ私の存在意義がなくなってしまう。
『本当?じゃあお願いしてもいいかな?』
[もちろん。]
『仕舞うのは後から僕がやるから、水だけ切っといてっ。僕はひさとお風呂入ってくるから。』
ひさー。お風呂入ろうか?と悠寿君を連れてお風呂に行ってしまった。私は一瞬だけ悠寿君と目が合ったが、彼がすぐに目を逸らしてしまった。
ともかく、お皿洗いをしなければ。
やったことはある、何回か。何に気をつけなければいけないかも分かる。
そう、一番気をつけるべきは響君が使った箸を舐めないこと……ではなく皿を割らないことだ。
油汚れが後とか云々は置いておいて、お皿を割るのは単に物理的損失だ。印象も悪い。私はそれだけに気をつけて、無心でお皿を洗っていった。
3人分だしそんなに多くはない。

