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青い煩い、少女の情動。
第8章 布団の香り、

[お風呂ありがとうー]

お風呂から上がって私は、素足のままぺたぺたとフローリングを歩いて、2人のもとへ帰る。

『ねぇねぇ、莉央お姉ちゃん。ゲームしようよ?
にぃ、弱すぎてつまんないっ。』

『あははっ。莉央、代わってくれない?』

どうやら2人はゲームをしていたらしい。
それにしても、響君ゲーム弱いのか……。
それとも悠寿君が強すぎるせい?

[いいけど……、何のゲーム?]

『スマブラっ!』

[スマブラかぁー。私、スマブラも強いよ?]

『ほんとにぃ?』

[ほんとほんと!スマブラはマリカーより上手いと思うよ。]

私は響君からコントローラーを受け取ってソファーに座る。響君に示された場所はなんと2人の真ん中で、左に悠寿君、右に響君。まさに両手に天使というやつだ。うー、緊張する……。

"ジョーカー"
"ヨッシー"

力強い声でキャラの名前が宣言される。

[へぇ、ジョーカーか、カッコいいね。]

『ヨッシー苦手……。』

悠寿君は対ヨッシーが苦手なようだ。

[cpuどうする?]

『なしっ、1on1』

[うん。]

そして、激戦が幕を開けた。

"ready?go!!”

[スマブラは負けないからっ。]

『僕も手加減しないからっ。』

キッと眉を斜めにして、真剣に画面に食い入る。両手で構えるコントロールーがパチパチ、カタカタと駆動音を鳴らす。
ルールは3ストック7分。一般的なルールだ。
ステージはポケモンスタジアム2。ややジョーカー有利なステージかもしれない。

『うっ。コンボ入らない……。』

ヨッシーの特徴のひとつ。それは異次元の防御力だ。重い体重、ふわふわした落下、絶対にもれないガード、どれをとっても防御面で最強を誇るヨッシーの欠かせない要素だ。

空上、空上、空上。

私はジョーカーの着地を圧迫していく。下ガンや空Nで誤魔化されることはあるが、大抵はヨッシーの空上の方が勝る。ここまでは順調、ここまでは……

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