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青い煩い、少女の情動。
第8章 布団の香り、

ちゅぱっ、
悠寿君はより一層理性を失った様子。
[んっ、]
私も結構やばいかも。
…………
…………
私は徐に、悠寿君のズボンを下ろした。
悠寿君はちょっとだけ気にする素振りをしたが、すぐに目の前の小丘に関心を戻した。
すー、
下着が下がってゆく。
再び現れた、悠寿君の凶悪は、
んー……なんだかさっきより、愛らしくみえる。
それが単に私が見慣れただけなのか、心境の変化なのかは分からないけれど。
『莉央……お姉ちゃんっ、』
私が手を動かすと、悠寿君はびくびくと震える。
それでも目の前にある私の胸から離れないのだから、相当の執着だ。
[っ、]
私もちょっとやばい……というかひさ、
舐めるのめっちゃ上手くない?
普通にイキそうなんだけど……
ちゅ、
といういやらしい音が部屋を埋める。
すると突然、
かちゃ、と遠くで音がして、
足音がすーっ、と近づいてくる気配がした。
[!?]
やばい、響君っ!?起きた?
私は急いで上着を……着る暇なんてない!
そのままの状態で悠寿君と一緒に布団に潜り込んで、2人で一緒に首だけ布団の外に出した。
そして……、
がちゃ、
『あれ?莉央起きてる……?というか……ひさもいるね……。』
困惑した様子の響君が部屋に入ってきた。
[あぁ、えっと……、ひさが、眠れなかったみたいで、こっちに来たから……今一緒にスマブラの話とかしてた所……。]
私はない頭を必死に振り絞って言い訳を考える。
今までにないぐらいの思考速度……。
『そうだったんだ……、というか莉央、大丈夫?
ひさが起こしちゃったんでしょ?』
[ううん、私も全然寝れなくて……、だから大丈夫、それより響君は?]
『いや、ちょっと目が覚めたら、ひさいなかったから心配して探しに来たところなんだけど……。』
[ひさは私と一緒にここで寝るから大丈夫だよ、]
『ごめんね、莉央、ひさのことお願いしてもいい?』
[もちろん、私が責任もって寝かしつけますので、ご安心を、]
『そっか、じゃあ良かった。はぁぁっー、僕もう戻るね、』
[うん、おやすみ、]
『おやすみ、』
響君は眠たそうに眼をこすって、欠伸とともに自室へ戻っていった。
…………
…………

