この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い煩い、少女の情動。
第8章 布団の香り、


雨の匂いがすっかり引いて、清々しい朝の日差しがカーテンを引かれた窓から入り込んで来る。

[ふわぁーー、]

布団から出て、大きく背伸びをすると
ぽきぽきと全身から摩擦音が鳴る。

[ぁ、莉央おはよう。]

当然の如く、私より早く起きていた響君が朝ごはんの準備を済ませてコーヒーを飲んでいた。

[ぁ……おはよー、早いね]

『莉央が遅いんだけどね、』

時計を見ると時刻は9時を回っている。
確かに遅い……
まぁ、理由は一つしかないのだけれど

『昨日はありがとね、ひさ寝かしつけてくれて。』

[ううん、私も寝れなかったから……気にしなくていいよ。]

『うん。』

響君は慈しみ深い目で悠寿君を見ていた。

私はうがいをして、洗顔をして、
そして響君の向かいの席についた。

[ひさ、まだ起こさなくていいの?]

『流石にそろそろ起こすよ、』

可愛い寝顔……、
と思って口角があがってしまう……

!?

待って私も響君に寝顔見られてたってこと?
涎とか垂らしてなかったかなぁ?

うわー、
結局、プラマイゼロ。

爽やかな空気で満たされた朝といえども、
やはり人生いいことだけとはいかないのだ。



/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ