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それぞれの後編
第8章 サディスティック・マリッジ〜第三章・夏〜【一年目の記念日】
「俺らの事はいいじゃないですか」
ため息混じりに琉が言う。
「式は挙げるんですか?」
愛里咲も便乗して話を逸らした。
「式…ね……」
「12月24日、クリスマスイブに予約取れたんだよ‼︎ 」
言いにくそうに口を開く根岸。
掻き消すように、佐藤が大きな声で言った。
「12月24日に結婚式って…めちゃくちゃ反感買う日じゃないですか」
どストレートに佐藤に言い放った琉の口を、愛里咲が慌てて両手で塞いだ。
「クリスマスイブなんて、ロマンチックですよねっ」
慌ててフォローした愛里咲の言葉に、佐藤は嬉しそうに頷いた。
「部署内の皆を招待するからさ、琉と愛里咲ちゃんも来てくれよなっ」
「もっ、もちろんです‼︎ 」
琉の口を塞いだ両手を、口元に意地悪な笑みを浮かべた琉に捩り上げられ、愛里咲は苦痛に顔を歪めながら佐藤に頷いた。
ため息混じりに琉が言う。
「式は挙げるんですか?」
愛里咲も便乗して話を逸らした。
「式…ね……」
「12月24日、クリスマスイブに予約取れたんだよ‼︎ 」
言いにくそうに口を開く根岸。
掻き消すように、佐藤が大きな声で言った。
「12月24日に結婚式って…めちゃくちゃ反感買う日じゃないですか」
どストレートに佐藤に言い放った琉の口を、愛里咲が慌てて両手で塞いだ。
「クリスマスイブなんて、ロマンチックですよねっ」
慌ててフォローした愛里咲の言葉に、佐藤は嬉しそうに頷いた。
「部署内の皆を招待するからさ、琉と愛里咲ちゃんも来てくれよなっ」
「もっ、もちろんです‼︎ 」
琉の口を塞いだ両手を、口元に意地悪な笑みを浮かべた琉に捩り上げられ、愛里咲は苦痛に顔を歪めながら佐藤に頷いた。