この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
それぞれの後編
第8章 サディスティック・マリッジ〜第三章・夏〜【一年目の記念日】
─────…っ⁉︎
突然目の前が真っ暗になり、愛里咲は身体をビクッと揺らした。
その端正な顔で愛里咲の間近まで迫る琉。
「会社で…しかも人前で、キスせがんでんの?」
「ひゃっ⁈ ちがっ‼︎ 」
慌てて琉の顔を押し返す愛里咲。
琉は意地悪く歪めた口元で微笑むと、愛里咲のその手を掴んだ。
ズイッ
至近距離にある琉と愛里咲の顔の間に、摩美が強引に割り込んできた。
「愛里咲さんが要らないなら、私にキスして下さいっ」
摩美は琉に向けて唇を突き出し、顔を近付けていく。
「は⁈ 」
愛里咲は、突然目の前に現れた金色の頭を力を込めて横へと押した。
「いったぁいっ、何するんですか⁈ 」
突き飛ばされた摩美は、振り返り愛里咲を睨んだ。
「こっちの台詞! 人の旦那に何するつもり⁈ 」
愛里咲も負けじと摩美を睨み返した。
突然目の前が真っ暗になり、愛里咲は身体をビクッと揺らした。
その端正な顔で愛里咲の間近まで迫る琉。
「会社で…しかも人前で、キスせがんでんの?」
「ひゃっ⁈ ちがっ‼︎ 」
慌てて琉の顔を押し返す愛里咲。
琉は意地悪く歪めた口元で微笑むと、愛里咲のその手を掴んだ。
ズイッ
至近距離にある琉と愛里咲の顔の間に、摩美が強引に割り込んできた。
「愛里咲さんが要らないなら、私にキスして下さいっ」
摩美は琉に向けて唇を突き出し、顔を近付けていく。
「は⁈ 」
愛里咲は、突然目の前に現れた金色の頭を力を込めて横へと押した。
「いったぁいっ、何するんですか⁈ 」
突き飛ばされた摩美は、振り返り愛里咲を睨んだ。
「こっちの台詞! 人の旦那に何するつもり⁈ 」
愛里咲も負けじと摩美を睨み返した。