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それぞれの後編
第12章 サディスティック・マリッジ〜第七章・冬〜【立場逆転⁉︎】
披露宴が始まる。
6人掛けの円形のテーブル席に、琉、愛里咲、松田、坂本、摩美、飯村の並びに座っている。
「何これ、フォアグラ? ねぇ琉ちゃん、フォアグラだって‼︎ 」
「その顔やめてくんない? 俺が普段ロクなもん食わせてないみたいじゃん」
運ばれてくる料理に目をキラキラと輝せる愛里咲。
隣に座る琉は、呆れた顔でため息を零す。
その様子を、逆隣の松田と坂本がクスクスと笑いながら見ていた。
そして、
「愛里咲さんの美味しそう! 交換しませんか?」
「え? 飯村くんのと同じものだよ?」
料理が運ばれてくる度、琉を挟み、飯村が愛里咲に声を掛けていた。
「……お前ウザい」
琉が不機嫌に飯村を睨む。
愛里咲と飯村からの攻撃に、流石の琉もウンザリという表情だ。
「ちょっと飯村! 琉先輩からかって遊ばないでよ!」
見兼ねた摩美が、飯村の袖を強く引く。
仲がいいのか悪いのか、このテーブルはとても賑やかだ。
6人掛けの円形のテーブル席に、琉、愛里咲、松田、坂本、摩美、飯村の並びに座っている。
「何これ、フォアグラ? ねぇ琉ちゃん、フォアグラだって‼︎ 」
「その顔やめてくんない? 俺が普段ロクなもん食わせてないみたいじゃん」
運ばれてくる料理に目をキラキラと輝せる愛里咲。
隣に座る琉は、呆れた顔でため息を零す。
その様子を、逆隣の松田と坂本がクスクスと笑いながら見ていた。
そして、
「愛里咲さんの美味しそう! 交換しませんか?」
「え? 飯村くんのと同じものだよ?」
料理が運ばれてくる度、琉を挟み、飯村が愛里咲に声を掛けていた。
「……お前ウザい」
琉が不機嫌に飯村を睨む。
愛里咲と飯村からの攻撃に、流石の琉もウンザリという表情だ。
「ちょっと飯村! 琉先輩からかって遊ばないでよ!」
見兼ねた摩美が、飯村の袖を強く引く。
仲がいいのか悪いのか、このテーブルはとても賑やかだ。