パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 サディスティック・マリッジ〜第七章・冬〜【立場逆転⁉︎】

「皆様、ご自分の名札の裏をご覧下さい。それぞれ数字が書かれていると思います」

司会者の言葉に、ゲストが自分の名札を手に取った。


「あ、私は75だ。琉ちゃんは？」

「28」


ランダムに振られた数字。

新郎新婦が引き当てた数字により、1〜10位の商品が当たるようだ。

10位から順に数字が発表されていくと、ゲスト達から歓声や落胆の声が聞こえる。


残るは1位と2位のみだ。

「2位の発表を…新婦様お願いします」

司会者の声に、根岸が抽選箱へと手を入れた。


「28番です」

「あ‼︎ 」

根岸の声に、愛里咲は琉を振り返る。

「……俺だ」

琉が見事2位のホテル宿泊割引券を引き当てた。


「琉ーっ、何で2位当てちゃうんだよ！」

新郎席から琉へ不満の声が上げられる中、1位を決めるカードを佐藤が引いた。