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それぞれの後編
第12章 サディスティック・マリッジ〜第七章・冬〜【立場逆転⁉︎】
(もぉっ! ホントに油断も隙も無い‼︎ )
摩美を睨みながら、愛里咲は琉に駆け寄る。
「琉ちゃん、お水……」
冷水入りのコップを琉の口元へ運ぶ。
「んー…愛里咲が飲ませて……」
机に突っ伏し、目を閉じたまま琉が言う。
「え⁉︎ ここで⁉︎」
会社の人たちがいる。
しかも、今日の主役は佐藤と根岸。
愛里咲はブンブンと首を横に振った。
「んー……」
「─────…っ⁉︎ 」
半分夢の中にいるかのような瞳を開き、琉は愛里咲に覆い被さるようにして押し倒す。
固まる摩美。伊藤・神谷・荒木からは悲鳴が上がった。
「りゅっ…‼︎」
琉を止めようと開いた愛里咲の口の中に、琉の熱い舌が押し入る。
パニックで固まる愛里咲の口の中を、琉の舌が這い回っていった。
「ストーップ! 琉! ここはお前ん家じゃないぞ」
佐藤が琉を引っ張り上げ、その肩を支えながら立たせた。
「愛里咲ちゃん1人じゃ琉を運べないでしょ? 部屋まで送るよ」
慌てて起き上がった愛里咲に、佐藤が苦笑しながら言う。
「主役は抜けれないだろ。愛里咲ちゃん、琉は俺らが運ぶよ。部屋どこ?」
近くに座っていた年配の男性社員2人が琉を両脇から支える。
「すっ…すみませんっ」
あちこちに頭を下げながら、愛里咲は泊まる予定だった部屋へと琉を運んでもらった。
摩美を睨みながら、愛里咲は琉に駆け寄る。
「琉ちゃん、お水……」
冷水入りのコップを琉の口元へ運ぶ。
「んー…愛里咲が飲ませて……」
机に突っ伏し、目を閉じたまま琉が言う。
「え⁉︎ ここで⁉︎」
会社の人たちがいる。
しかも、今日の主役は佐藤と根岸。
愛里咲はブンブンと首を横に振った。
「んー……」
「─────…っ⁉︎ 」
半分夢の中にいるかのような瞳を開き、琉は愛里咲に覆い被さるようにして押し倒す。
固まる摩美。伊藤・神谷・荒木からは悲鳴が上がった。
「りゅっ…‼︎」
琉を止めようと開いた愛里咲の口の中に、琉の熱い舌が押し入る。
パニックで固まる愛里咲の口の中を、琉の舌が這い回っていった。
「ストーップ! 琉! ここはお前ん家じゃないぞ」
佐藤が琉を引っ張り上げ、その肩を支えながら立たせた。
「愛里咲ちゃん1人じゃ琉を運べないでしょ? 部屋まで送るよ」
慌てて起き上がった愛里咲に、佐藤が苦笑しながら言う。
「主役は抜けれないだろ。愛里咲ちゃん、琉は俺らが運ぶよ。部屋どこ?」
近くに座っていた年配の男性社員2人が琉を両脇から支える。
「すっ…すみませんっ」
あちこちに頭を下げながら、愛里咲は泊まる予定だった部屋へと琉を運んでもらった。