この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
それぞれの後編
第13章 サディスティック・マリッジ〜第八章・冬〜【これからもずっと】
ドサッと、愛里咲が買ってきたコンビニ袋が床に落ちる。
それを拾うことも、抵抗する事も、摩美が見ている事も、愛里咲の頭には浮かばない。
紅く染めた顔。熱に潤む瞳で琉を見上げる。
チュッ…
再び琉の唇が重ねられる。
角度を変えて、啄ばむように…
何度も何度も落とされるキス……
愛里咲は、うっとりと瞳を閉じ、琉の背中に回した腕に力を込めていた。
「─────…っ‼︎ 」
目の前で繰り返されるキスを、摩美は見つめたまま固まっていた。
チラリと摩美へ視線を向けた琉と目が合う。
フッと瞳を意地悪く細める琉。
思わず摩美の心臓が飛び跳ねた。
「んっ…」
愛里咲の甘い声に誘われて、琉の手がその服の中へと忍び込む。
「…─────っ…朝っぱらから何やってんですか⁉︎ 」
言葉と共に、身体がようやく動いた。摩美は慌てて駆け寄る。
「夫婦の部屋に入ってきたんだ。こういうの見る覚悟があるんだろ?」
「ちょっ…琉ちゃ…っ‼︎ 」
我に返った愛里咲が止めるのも構わず、琉の手は愛里咲のスカートの中へと滑り込む。
それを拾うことも、抵抗する事も、摩美が見ている事も、愛里咲の頭には浮かばない。
紅く染めた顔。熱に潤む瞳で琉を見上げる。
チュッ…
再び琉の唇が重ねられる。
角度を変えて、啄ばむように…
何度も何度も落とされるキス……
愛里咲は、うっとりと瞳を閉じ、琉の背中に回した腕に力を込めていた。
「─────…っ‼︎ 」
目の前で繰り返されるキスを、摩美は見つめたまま固まっていた。
チラリと摩美へ視線を向けた琉と目が合う。
フッと瞳を意地悪く細める琉。
思わず摩美の心臓が飛び跳ねた。
「んっ…」
愛里咲の甘い声に誘われて、琉の手がその服の中へと忍び込む。
「…─────っ…朝っぱらから何やってんですか⁉︎ 」
言葉と共に、身体がようやく動いた。摩美は慌てて駆け寄る。
「夫婦の部屋に入ってきたんだ。こういうの見る覚悟があるんだろ?」
「ちょっ…琉ちゃ…っ‼︎ 」
我に返った愛里咲が止めるのも構わず、琉の手は愛里咲のスカートの中へと滑り込む。