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それぞれの後編
第13章 サディスティック・マリッジ〜第八章・冬〜【これからもずっと】
(なっななな…何で私まで⁉︎ )
真っ暗闇の中に朧げに光が見える。
絶対そこに何か仕掛けがあるとわかっていながら、近付いた時に出てくる仕掛けに恐怖する。
「めめめめめめめ芽衣さんっ‼︎ ああ足がっ…動きませんっ」
芽衣の腕に抱き着き、ブルブルと身体を震わせる愛里咲。
「こんな子供騙しのお化け屋敷に、そんなに怯えられるなんて羨ましいわ」
呆れたように答える芽衣が、愛里咲の身体を引き摺っていく。
お化け屋敷はグループ毎の入場が許可された。
だが、琉の両腕には、摩美と伊藤、琉の背後には神谷、荒木が張り付いている。
頼る先を失った愛里咲は、芽衣の腕にしがみついていた。
「愛里咲さん、新婚さんには気を使いましょうよ」
グイっと飯村の方へ身体を引き寄せられたその瞬間、
『ギィー…』
軋むような音がする。
ついそちらへ目を向けると、
「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ‼︎ 」
突然目の前にぶら下がり落ちてきた白装束の骸骨。
絶叫に似た悲鳴を上げた愛里咲は、目の前にいた飯村に飛び付いた。
真っ暗闇の中に朧げに光が見える。
絶対そこに何か仕掛けがあるとわかっていながら、近付いた時に出てくる仕掛けに恐怖する。
「めめめめめめめ芽衣さんっ‼︎ ああ足がっ…動きませんっ」
芽衣の腕に抱き着き、ブルブルと身体を震わせる愛里咲。
「こんな子供騙しのお化け屋敷に、そんなに怯えられるなんて羨ましいわ」
呆れたように答える芽衣が、愛里咲の身体を引き摺っていく。
お化け屋敷はグループ毎の入場が許可された。
だが、琉の両腕には、摩美と伊藤、琉の背後には神谷、荒木が張り付いている。
頼る先を失った愛里咲は、芽衣の腕にしがみついていた。
「愛里咲さん、新婚さんには気を使いましょうよ」
グイっと飯村の方へ身体を引き寄せられたその瞬間、
『ギィー…』
軋むような音がする。
ついそちらへ目を向けると、
「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ‼︎ 」
突然目の前にぶら下がり落ちてきた白装束の骸骨。
絶叫に似た悲鳴を上げた愛里咲は、目の前にいた飯村に飛び付いた。