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それぞれの後編
第13章 サディスティック・マリッジ〜第八章・冬〜【これからもずっと】
観覧車を降り、室内の休憩所へ入る。
ひなたのソファーは、ポカポカと暖かい。
寝不足の琉は、愛里咲の隣で大きな欠伸をした。
「佐藤さんは化け物だな。俺はもう限界」
そう言うと、琉は愛里咲の太腿に頭を乗せゴロリと横になる。
「……風邪引くよ?」
「愛里咲に移して治すからいい」
そう言って瞳を閉じる琉。
あっという間に、スヤスヤと気持ち良さそうな寝息を立て始めた。
サラサラのその髪を撫でながら、愛里咲はその端正な顔に魅入る。
(何か…前よりずっと夫婦らしい関係になれてるよね)
つい口元が綻ぶ。
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
鞄の中で鳴り響く携帯。
愛里咲は琉を起こさないように慌てて出た。
『栄都撃沈ーっ』
電話口から、芽衣の困ったような声が聞こえてくる。
「あはは、琉ちゃんもです」
明け方まで飲んでいた琉と佐藤。
どうやら2人とも暫しお昼寝タイムのようだ。
『あの5人はサーキット行ったよ』
芽衣の言葉に、琉が起きたら合流する事を約束し、愛里咲は電話を切った。
ひなたのソファーは、ポカポカと暖かい。
寝不足の琉は、愛里咲の隣で大きな欠伸をした。
「佐藤さんは化け物だな。俺はもう限界」
そう言うと、琉は愛里咲の太腿に頭を乗せゴロリと横になる。
「……風邪引くよ?」
「愛里咲に移して治すからいい」
そう言って瞳を閉じる琉。
あっという間に、スヤスヤと気持ち良さそうな寝息を立て始めた。
サラサラのその髪を撫でながら、愛里咲はその端正な顔に魅入る。
(何か…前よりずっと夫婦らしい関係になれてるよね)
つい口元が綻ぶ。
♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
鞄の中で鳴り響く携帯。
愛里咲は琉を起こさないように慌てて出た。
『栄都撃沈ーっ』
電話口から、芽衣の困ったような声が聞こえてくる。
「あはは、琉ちゃんもです」
明け方まで飲んでいた琉と佐藤。
どうやら2人とも暫しお昼寝タイムのようだ。
『あの5人はサーキット行ったよ』
芽衣の言葉に、琉が起きたら合流する事を約束し、愛里咲は電話を切った。