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それぞれの後編
第19章 【うちのむぅがドSなのか口が悪いのか微妙な件ww】続3
──────────……
─────…
「そっか!わかった!」
誰もが望んだ、蘭からのその言葉。
ようやく聞けたのは、
土日を過ぎ、
月曜を過ぎた、
火曜の夕方だった。
「なんだぁ!そうかぁ!そういう事かぁ!」
間違えた行程は消さず、その横にもう一度解く。
翼に言われたやり方で、その問題だけで5ページは使った。
ようやく付けられた丸。しかも花マルを、蘭は嬉しそうに見つめる。
「諦めずによく頑張ったね」
そう言って優しく微笑む翼も素敵だけれど、
(むぅ!むぅに一番に報告したい!)
蘭の心はもうむぅへと馳せていた。
「翼くんが根気よく付き合ってくれたお陰よ!ホントありがとう!」
涙目の蘭の母親の言葉に、翼は謙遜して照れたように笑う。
─────キュン…
そんな翼の笑顔に、
深雪の母親も、蘭の母親も、
”イケメン大学生” の言葉に釣られて来たむぅの母親も…
乙女のように胸を高鳴らせた。
─────…
「そっか!わかった!」
誰もが望んだ、蘭からのその言葉。
ようやく聞けたのは、
土日を過ぎ、
月曜を過ぎた、
火曜の夕方だった。
「なんだぁ!そうかぁ!そういう事かぁ!」
間違えた行程は消さず、その横にもう一度解く。
翼に言われたやり方で、その問題だけで5ページは使った。
ようやく付けられた丸。しかも花マルを、蘭は嬉しそうに見つめる。
「諦めずによく頑張ったね」
そう言って優しく微笑む翼も素敵だけれど、
(むぅ!むぅに一番に報告したい!)
蘭の心はもうむぅへと馳せていた。
「翼くんが根気よく付き合ってくれたお陰よ!ホントありがとう!」
涙目の蘭の母親の言葉に、翼は謙遜して照れたように笑う。
─────キュン…
そんな翼の笑顔に、
深雪の母親も、蘭の母親も、
”イケメン大学生” の言葉に釣られて来たむぅの母親も…
乙女のように胸を高鳴らせた。