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それぞれの後編
第21章 青天の霹靂
「ほら、足開いて見せろよ」

「こんな…っ、教室じゃ……誰か、来ちゃう……っ」

つい数時間前までクラスメイトと共に授業を受けていた机の上で、制服も下着も脱がされて肌を晒す。

そんな恥ずかし過ぎる格好の私に、彼は足を開くことを要求する。
 
どれだけ首を横に振っても許してくれない。悔しくて、苦しくて、涙がポロポロ溢れて止まらない。

冷たくて、怖くて、意地悪で……いつもの優しい夏川クンとは正反対。


「何度も言わせんなって言ってんだろ」

”オシオキ” 

彼の唇が告げたその言葉。

私の身体、どうなっちゃったの?

こんなのおかしいよ。 

ゾクッと身体を駆け巡ったのは ”高揚感”

嫌なのに……恥ずかしいのに……やめて……欲しくない。


ゆっくりと近付く夏川クンは美しい獣のよう。その瞳の中の雄が揺らめく程に、腰が砕けてしまいそうになる。


「ひっ、やぁ!んンッ!」

硬く勃ち上がった胸の頂。コリコリと夏川クンの歯に揺らされて、ああ…もう、食い千切られそう。 

「やぁ……痛い……」

嘘だ。

痛くなんかない。

甘く痺れる。

何、この感じ。

痛みすら、気持ちがいい……

「やめて……」

やめないで……

心とは裏腹に、言葉は必死に理性を繋いでいた。


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