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それぞれの後編
第21章 青天の霹靂
「ああ……」
痛みから解放された私の唇から溢れたのは、安堵とは程遠い……落胆の、声。
すっかりその気にされた私の身体は、夏川クンを求め、口に出来ないその先への欲情を視線に込めて訴えていた。
「エロい顔」
ううん。エロいのは夏川クンの方だよ。
同級生とは思えないほど艶っぽさに溢れた夏川クンの顔。口元だけは愉しげに弧を描く、悪魔の笑み。
ダメ……
そんな風に見つめられたら融かされちゃう。
「トロトロだな」
「あ、やぁっ」
言われなくてもわかってる。
もうずっと、蜜が溢れて止まらないそこ。
そっと触れられて唇のように半開きになった花弁を、夏川クンの指は何度も優しくなぞる。
「い、や……」
足りないよ……
「ダメ……んンッ」
もっと触れて欲しい。
「おね、がい……やめっ」
やめないで。疼いて仕方ない奥の方まで、夏川クンに満たして欲しい。
言えない言葉の代わりに、涙が溢れて止まらなくなる。
「なつか、わ…っく…ンッ」
快楽を求めて苦しげに絞り出した私の声に、夏川クンの指はピタッと止まった。
「お前さ、”オシオキ” 期待してんの?」
オシオキ……?
あ!名前!
「ごっ、ごめんなさ……ンッ、ああっ‼︎ 」
慌てて謝ったのに、時すでに遅し。
私の身体は、夏川クンの熱い杭に貫かれていた。
痛みから解放された私の唇から溢れたのは、安堵とは程遠い……落胆の、声。
すっかりその気にされた私の身体は、夏川クンを求め、口に出来ないその先への欲情を視線に込めて訴えていた。
「エロい顔」
ううん。エロいのは夏川クンの方だよ。
同級生とは思えないほど艶っぽさに溢れた夏川クンの顔。口元だけは愉しげに弧を描く、悪魔の笑み。
ダメ……
そんな風に見つめられたら融かされちゃう。
「トロトロだな」
「あ、やぁっ」
言われなくてもわかってる。
もうずっと、蜜が溢れて止まらないそこ。
そっと触れられて唇のように半開きになった花弁を、夏川クンの指は何度も優しくなぞる。
「い、や……」
足りないよ……
「ダメ……んンッ」
もっと触れて欲しい。
「おね、がい……やめっ」
やめないで。疼いて仕方ない奥の方まで、夏川クンに満たして欲しい。
言えない言葉の代わりに、涙が溢れて止まらなくなる。
「なつか、わ…っく…ンッ」
快楽を求めて苦しげに絞り出した私の声に、夏川クンの指はピタッと止まった。
「お前さ、”オシオキ” 期待してんの?」
オシオキ……?
あ!名前!
「ごっ、ごめんなさ……ンッ、ああっ‼︎ 」
慌てて謝ったのに、時すでに遅し。
私の身体は、夏川クンの熱い杭に貫かれていた。