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それぞれの後編
第21章 青天の霹靂
今だジンジン痛む耳は、熱を持ってドクドクと脈打つ。そこに、ツーっと熱い舌が這った。
「ん……っ、や……ぁ」
敏感にされた耳。そこに這う舌に、嫌でも意識が持っていかれる。
感度を増した耳を舐める水音は、まるで頭の中で鳴っているかのような錯覚を引き起こさせる。
ああ……もう……溺れてしまいそう……
そっと包み込まれて、優しく揉みしだかれる胸。時折強くなる琉ちゃんの掌の力加減に、その先端が硬く勃ち痺れる。
「あ……ンッ……りゅ、ちゃ……っ」
耳たぶに、耳の裏に、琉ちゃんの舌が熱を撒く。頭の中まで熱を埋め込むかのように、細めた舌を耳の穴へと突き立ててくる。
「琉ちゃん、っ気持ちい……ンッ、はぁっ」
気持ちいい…
熱い…
苦しい…
いろんな気持ちを込めて吐き出した熱くて甘い吐息。
それをも飲み込むかのように、琉ちゃんの唇が私の口を塞ぐ。
そのまま、もう、何も考えられなくなるくらい……熱くて、甘くて……激しいキス。
気持ちいい……厚くて熱い琉ちゃんの舌が絡み付く。絡め取られて吸い上げられて、呼吸をする暇がない。
時折離れていく舌が上顎を撫でる感触は、擽ったいような、もどかしいような……それでいてゾクゾクと腰にくる。
「りゅ…っ…ふぁ……ンッ、琉ちゃ……ぁあ」
琉ちゃんのタイミングに合わせて必死に呼吸を繋いで、ほんの一瞬でも唇が離れるのが嫌だと必死に彼の名を呼んだ。
「…………許可してやるよ」
「……きょ、か……?」
「名前」
すっかり蕩けて鈍くなった頭に、琉ちゃんの愉しげな声が甘く甘く響く。
─────…どうやら、私だけの呼び名への許可が出たらしい。
「ん……っ、や……ぁ」
敏感にされた耳。そこに這う舌に、嫌でも意識が持っていかれる。
感度を増した耳を舐める水音は、まるで頭の中で鳴っているかのような錯覚を引き起こさせる。
ああ……もう……溺れてしまいそう……
そっと包み込まれて、優しく揉みしだかれる胸。時折強くなる琉ちゃんの掌の力加減に、その先端が硬く勃ち痺れる。
「あ……ンッ……りゅ、ちゃ……っ」
耳たぶに、耳の裏に、琉ちゃんの舌が熱を撒く。頭の中まで熱を埋め込むかのように、細めた舌を耳の穴へと突き立ててくる。
「琉ちゃん、っ気持ちい……ンッ、はぁっ」
気持ちいい…
熱い…
苦しい…
いろんな気持ちを込めて吐き出した熱くて甘い吐息。
それをも飲み込むかのように、琉ちゃんの唇が私の口を塞ぐ。
そのまま、もう、何も考えられなくなるくらい……熱くて、甘くて……激しいキス。
気持ちいい……厚くて熱い琉ちゃんの舌が絡み付く。絡め取られて吸い上げられて、呼吸をする暇がない。
時折離れていく舌が上顎を撫でる感触は、擽ったいような、もどかしいような……それでいてゾクゾクと腰にくる。
「りゅ…っ…ふぁ……ンッ、琉ちゃ……ぁあ」
琉ちゃんのタイミングに合わせて必死に呼吸を繋いで、ほんの一瞬でも唇が離れるのが嫌だと必死に彼の名を呼んだ。
「…………許可してやるよ」
「……きょ、か……?」
「名前」
すっかり蕩けて鈍くなった頭に、琉ちゃんの愉しげな声が甘く甘く響く。
─────…どうやら、私だけの呼び名への許可が出たらしい。