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それぞれの後編
第21章 青天の霹靂
ダメ。頭が真っ白になる。

「ん、ああああっ」

「バカ。声、抑えてろ」

無理だよ。ここが教室だって忘れちゃう。

もう、声が抑えきれない!

伸ばされた琉ちゃんの大きな手に口を塞がれても、快楽を求める身体のはけ口を塞ぐことは出来ない。

「最後まで付き合えよ」

琉ちゃんの、悪魔の笑みにハマりそう……ううん、もう完全にハマってる。


最後まで、付き合えるかな……意識飛びそう。

琉ちゃんと付き合うって、大変だ。

……ん?

付き合う……突き合う……?

琉ちゃんの言った ”俺と付き合って” って……どっちの ”ツキ” 合いなの⁉︎


「休んでんなよ」

「あっ⁉︎ やぁ、ンッ‼︎ 」

思考を奪うほどの激しい攻めに、背中がどんどん反り返る。

求めるように、彼に向けて伸ばした両手。求めたのは、助けか……更なる快楽か……

彼から与えられたのは……


「あっ、ああっ、ダメっ……イッ……‼︎ 」


絶頂を、受け入れる準備万端な身体。沸騰しそうに熱くなって、彼の全てを搾り取りたいくらいに貪欲になって、無防備に身体を開いていた。

なのに……

「な、んで……止めるの……?」

絶頂の直前で、ピタッと止まってしまった琉ちゃんの身体に、縋るように抱き着く。


「最後まで付き合えって言ってんだろ」

意地悪く笑う彼は、絶対に、確信犯だ! 
 



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