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それぞれの後編
第3章 身代わり妹〜第三章〜【聖夜】
今にも泣きそうなのに、母の目は私を真っ直ぐに見つめている。

「美優…こんな可愛い孫の顔を見せてくれてありがとう。こんなに穏やかな優しい気持ちを教えてくれてありがとう」

母は一気にそこまで言うと、手を口に当て、嗚咽を押さえ込んだ。


そして……


「美優…お母さんの子供として生まれてきてくれてありがとう」


──────────…っ

─────…うそ…っ


”お母さんの子供として生まれてきてくれてありがとう”


ずっと聞きたくて、でも一生聞けないと思っていた。

母にとって私は、姉の命を救うための道具のようなものだと……。

だから、肝心な時に役に立たなかった私なんて、母には要らない存在なんだと思ってた。


誕生日に母から投げつけられた言葉は”あんたなんて生まなきゃよかった”

それなのに……っ‼︎


泣き崩れる私の身体は、こんなに素敵なプレゼントをくれた凌太の身体に抱き止められていた。


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