この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
それぞれの後編
第6章 サディスティック・マリッジ〜第一章・春〜【新入社員】
「佐藤さんっ、ご馳走さまでしたぁ」
琉と佐藤と共にオフィスに戻ってきた摩美。
摩美に腕を組まれて歩く琉と佐藤に、愛里咲と根岸が声を揃えた。
「なっ、何で⁈」
恋人である根岸に見られ、佐藤は摩美の腕を振り払った。
「いやっ、勝手に着いて来たんだよ‼︎」
根岸に必死に弁解する佐藤。
摩美は佐藤に冷たい目を向けた。
「むしろ邪魔だったのは佐藤さんですけどね」
「はぁ⁈」
摩美の言葉に噛み付いたのは、佐藤ではなく根岸だった。
「えっと…森永さんだっけ?」
琉が摩美の腕を解きながら聞いた。
「摩美です! 琉先輩っ」
摩美はまた琉の腕を自分の方へ引き寄せた。
「邪魔だったのはお前の方だから」
腕を振り払い、摩美を睨む琉。
「きゃ─────っ、ドSな琉先輩マジヤバイっ」
はぁー……
ハートを飛ばしながらそう言われ、琉はため息を零した。
琉と佐藤と共にオフィスに戻ってきた摩美。
摩美に腕を組まれて歩く琉と佐藤に、愛里咲と根岸が声を揃えた。
「なっ、何で⁈」
恋人である根岸に見られ、佐藤は摩美の腕を振り払った。
「いやっ、勝手に着いて来たんだよ‼︎」
根岸に必死に弁解する佐藤。
摩美は佐藤に冷たい目を向けた。
「むしろ邪魔だったのは佐藤さんですけどね」
「はぁ⁈」
摩美の言葉に噛み付いたのは、佐藤ではなく根岸だった。
「えっと…森永さんだっけ?」
琉が摩美の腕を解きながら聞いた。
「摩美です! 琉先輩っ」
摩美はまた琉の腕を自分の方へ引き寄せた。
「邪魔だったのはお前の方だから」
腕を振り払い、摩美を睨む琉。
「きゃ─────っ、ドSな琉先輩マジヤバイっ」
はぁー……
ハートを飛ばしながらそう言われ、琉はため息を零した。