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少し愛して
第3章  連休

「なぁ、俺はキュートなんだよ!!」

そう話すと全員で爆笑したのだった。
千佳は本当に楽しかった。

佑貴の背格好は細身でとてもキュートな顔立ちであった。
千佳はキュートな男性に弱かったのである。

友人たちとの楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
もう電車がなくなるというので仙台駅で解散することになった。

その時、友人の大野がこう言ってきたのだ。

「千佳ちゃん、明日佑貴に松島の海見せてもらうといいよ。遊覧船に乗ってね」

松島は塩釜の隣にあった。
塩釜から遊覧船が松島まで出ていたのである。

「はい、わかりました。今日はありがとうございます」
「こちらこそ、ありがとう」

そう言うと大野たちは仙台駅を後にした。
千佳と佑貴は予約してあったビジネスホテルに今夜泊まることになったのである。





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