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第3章 　連休

（3）
翌朝…。
千佳は目を覚ますと佑貴がいつものようにタバコをくゆらせていた。

「おはよう」

佑貴が笑顔でそう言ってきた。

「おはよう」

千佳も笑顔でそう返した。
佑貴と千佳は昨夜シャワーを浴びてなかったのでシャワーを浴びた。

そして、二人は身支度を整えると荷物を置いて商店街のマックで朝食を食べに行った。
今日は松島の観光をするのである。

本塩釜までは佑貴の友人の大野が車で送ってくれることになっていた。
朝10時に仙台駅で待ち合わせることになっていたのである。

千佳が自宅に帰るのは明日だった。
佑貴は今夜は実家に帰り泊まるとのことであった。

今日は1日めいっぱい楽しもうと思った二人だった。
マックに着くと千佳は何を食べようかと迷っていた。

「山崎さん、何食べます？」
「うん、コーヒーにパンケーキかな？」

「じゃ、俺はコーヒーにアップルパイでいいです」

二人は別々に会計を済ませた。
そして、二人は二階の窓際の席に座った。