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第5章 　同棲生活

（2）
千佳は今夜佑貴とセックスがしたいと思っていた。
お互い自室に入りベッドに潜って寝ようとした時だった。

千佳はなかなか眠れなかった。
そこで、佑貴の部屋に行ったのだ。

佑貴も眠れずに起きていたようである。

「ユウくん、ベッドに入っていい？」
「いいよ。おいでよ」

そう言われると千佳はベッドに潜り込んだ。
ベッドはセミダブルである。

小柄な二人には十分の広さだった。
二人は自然とキスをしていった。

そうなのだ。
同棲を始めたばかりなのだ。

千佳はまだ32歳である。
させごろの年齢であった。

性欲は衰えていない。
むしろ、性欲が強かった。

佑貴も同じである。
まだ28歳なのだ。

お互いを求めてもおかしくなかった。
季節は12月である。

ちょっと寒さを感じた二人だった。