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Love triangle +1
第6章 結婚宣言
「何考えてるの?」
「何って、真理愛の事しか考えてないよ」
事もなげに笑い飛ばす利音に、真理愛はいよいよ引いてしまう。
「それが本当に本当だったとして。だったら最初から私以外の誰ともしないのが普通でしょ」
至極真っ当な意見を述べれば、利音はほんの少しだけ考える素振りをする。
「真理愛が大学卒業するまでは俺ら離れ離れで、たまに会うぐらいだったろ?仮にも若い男が、その間全然しないではいられないよ。ただの生理現象だから、その辺は水に流してよ」
「職場が近くなってからだって、変わらず色んな女としてるくせに。知ってるんだからね」
「ヤキモチ?」
「妬いてない!茶化さないで」
嬉々とする利音を、真理愛は睨む。
「それが何よりの証拠じゃない。私が近くにいようがいまいが関係ない。口だけの好きだって」
「真理愛のせいだろ」
責める真理愛に、利音は恨めし気に口を尖らせる。
この期に及んで尚自分の過ちを認めようとしない彼に、真理愛の怒りはピークに達する。
「私?7年前から被害者は私の方だからね!?」
昂るまま、真理愛は絶叫した。
「何って、真理愛の事しか考えてないよ」
事もなげに笑い飛ばす利音に、真理愛はいよいよ引いてしまう。
「それが本当に本当だったとして。だったら最初から私以外の誰ともしないのが普通でしょ」
至極真っ当な意見を述べれば、利音はほんの少しだけ考える素振りをする。
「真理愛が大学卒業するまでは俺ら離れ離れで、たまに会うぐらいだったろ?仮にも若い男が、その間全然しないではいられないよ。ただの生理現象だから、その辺は水に流してよ」
「職場が近くなってからだって、変わらず色んな女としてるくせに。知ってるんだからね」
「ヤキモチ?」
「妬いてない!茶化さないで」
嬉々とする利音を、真理愛は睨む。
「それが何よりの証拠じゃない。私が近くにいようがいまいが関係ない。口だけの好きだって」
「真理愛のせいだろ」
責める真理愛に、利音は恨めし気に口を尖らせる。
この期に及んで尚自分の過ちを認めようとしない彼に、真理愛の怒りはピークに達する。
「私?7年前から被害者は私の方だからね!?」
昂るまま、真理愛は絶叫した。

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