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Love triangle +1
第8章 繋がらない繋がり
びりびりと全身に電流が走り、真理愛の両足の爪先がピンと伸びる。
体内に留まったままの恋人の中指に襞を吸い付かせながら、真理愛は恍惚とした表情で押し寄せる波に身を完全に任せる。
半開きの口から覗く彼女の舌がいつにも増して艶めかしく映り、塁は真理愛の額に強く唇を押し付けた。

「かわいすぎ」

果てた余韻に無防備に浸る姿は、いつにも増して愛おしかった。

「最高に可愛くて、最高にエッチで。こんな彼女他にいない」

指先に絡んだままの恋人の膣壁の感触に肉欲を激しく刺激されながら、塁は吐き出す。

「可愛いは嬉しいけど、エッチは恥ずかしい」

真理愛は赤らむ。

「嫌いになったりしない?」
「まさか」

ようやく会話が可能な程度まで落ち着いた真理愛が恐々尋ねれば、塁は即座に笑い飛ばす。

「こんなになるまで気持ち良くなってくれて嬉しい」
──ほんとだよ。

塁の指が花芯をゆっくりと上下すれば、真理愛の腰が震える。
奥から掻き出された淫蜜が、くちゅりと粘着質な音を立てる。
心地良さと愛液の量は、果たして比例するのだろうか。
だとしたら、相当な快楽を彼から与えられた事になる。
自らが放つ音に耳を塞ぎたくなりながらも、この上ない幸せに真理愛は包まれる。

「恥ずかしかったけど……すっごく、気持ち良かった」

偽りない思いを告げ、真理愛は塁に抱き付いた。
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