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Love triangle +1
第7章 3つのプロポーズ
「いや」
突っ撥ねる真理愛に、利音は哀しそうに眉を垂れる。
「即答するなよ。泣きたくなるだろ」
「利音と結婚なんてどこからそんな話が出てくるの」
天地が引っくり返っても涙など流すような人間ではないと熟知している真理愛は、どこまでも突き放す。
その冷たい態度に、利音は口を尖らした。
「兄貴のプロポーズを受けるから?」
「レオともしない。とっくに断ってる。納得してくれないレオが、勝手な事言ってるだけ。兄弟揃ってどこまで私を困らせるの」
理解不能な双子の兄弟を、真理愛は睨ねる。
「私は塁と……あ、っ!」
無慈悲な男達の手によって、真理愛からワンピースが剥ぎ取られる。
際どさの極みを具現化した黒いブラジャーも奪われ、生まれたての姿にさせられるのに何秒もかからない。
二人がかりの男の力には到底抗えなかった。
広いベッドの上で真理愛が慄いていれば、どこかに一瞬行っていたらしい利音が戻り、何やら兄に手渡した。
「ルイとの未来はない」
自らの服を脱ぎ捨ててゆく礼音を黙って目で追っていたが、やがて露出した下半身の猛々しく変化したものに、真理愛の体が否応なしに反応する。
「俺か。利音か。それとも両方か」
──その、3択だけだ。
利音から受け取ったコンドームの包みを歯で裂きながら、礼音は不敵に笑った。
突っ撥ねる真理愛に、利音は哀しそうに眉を垂れる。
「即答するなよ。泣きたくなるだろ」
「利音と結婚なんてどこからそんな話が出てくるの」
天地が引っくり返っても涙など流すような人間ではないと熟知している真理愛は、どこまでも突き放す。
その冷たい態度に、利音は口を尖らした。
「兄貴のプロポーズを受けるから?」
「レオともしない。とっくに断ってる。納得してくれないレオが、勝手な事言ってるだけ。兄弟揃ってどこまで私を困らせるの」
理解不能な双子の兄弟を、真理愛は睨ねる。
「私は塁と……あ、っ!」
無慈悲な男達の手によって、真理愛からワンピースが剥ぎ取られる。
際どさの極みを具現化した黒いブラジャーも奪われ、生まれたての姿にさせられるのに何秒もかからない。
二人がかりの男の力には到底抗えなかった。
広いベッドの上で真理愛が慄いていれば、どこかに一瞬行っていたらしい利音が戻り、何やら兄に手渡した。
「ルイとの未来はない」
自らの服を脱ぎ捨ててゆく礼音を黙って目で追っていたが、やがて露出した下半身の猛々しく変化したものに、真理愛の体が否応なしに反応する。
「俺か。利音か。それとも両方か」
──その、3択だけだ。
利音から受け取ったコンドームの包みを歯で裂きながら、礼音は不敵に笑った。

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